高崎「保渡田古墳群」整備事業が終了-埋葬されていたのは?

壮観。群馬県には「保渡田古墳群」のほか館林市、藤岡市に巨大古墳群がある

壮観。群馬県には「保渡田古墳群」のほか館林市、藤岡市に巨大古墳群がある

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 高崎市井出町の「保渡田古墳群」の20年以上に渡る史跡整備事業が終了し12月13日、「かみつけの里博物館」(高崎市井出町、TEL 027-373-8880)で「二子山古墳」の出土品約600点の展示が始まった。

誰が埋葬されていたのか? 二子山古墳の「石棺」

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 「保渡田古墳群」は榛名山麓にある二子山古墳、八幡塚古墳、薬師塚古墳の総称で、3つの古墳とも墳丘の長さが100メートル近い大型古墳。5世紀後半に二子山、八幡塚、薬師塚の順に造られたとされる。

 これほどの規模の古墳に安置された人物は誰なのか…。有力な豪族がいたことは推察できるが埋葬者については「今回展示する二子山古墳から出土した資料を八幡塚古墳、薬師塚古墳、その周囲に点在する古墳群などから出土した資料と比較しながら埋葬者を探る」(同館担当者)と話している。

 展示品は装飾品、金属品、よろい、埴輪(はにわ)、土器など。開館時間は9時30分~17時。観覧料は、大人=300円、学生=150円。火曜休館(祝日の場合は翌日)。来年2月7日まで。

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