高崎・倉渕町で幕臣「小栗上野介」を知るバスツアー-終焉の地も

昨年のツアー、観音山で

昨年のツアー、観音山で

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 明治の父といわれる幕臣、小栗上野介が烏川の水沼河原(高崎市倉渕町水沼)で非業の死を遂げてから141年。ゆかりの地「東善寺」(倉渕町権田)などで5月24日、小栗上野介と関係殉職者の御霊を慰める「小栗まつり」が開催される。

小栗上野介の墓参りを待つ行列

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 小栗上野介は1868(慶応4)年3月、幕府から帰農許可を得て小栗家の領地だった上野国群馬郡権田村(かみつけのくにぐんまぐんごんだむら)、現在の高崎市倉渕町権田に移り住んだが、2カ月後、烏川の水沼河原で斬首(ざんしゅ)された。

 小栗は「幕府に終わりがあっても、日本に終わりはない」「公務に尽くすのが真の武士だ。後は野となれ山となれと言って退散するのはよろしくない」など、現在、多くの人が国や政府に「こうあってほしい」と叫びたくなるような名言を残した。

 「小栗まつり」では小栗を紹介するパネル展示、法政大学講師で作家の岳真也さんの講演などのほか、最期の地や観音山などを巡るバスツアーを実施する。

 バスツアーは3コースあり、参加するには事前の応募が必要だったが、高崎市倉渕支所(TEL 027-378-3111)の担当者は「まだ空きがあるので当日参加も受け付ける。新緑あふれる倉渕の歴史散歩に一人でも多くの人に参加してもらえたら」と呼びかけている。参加費は1,500円。

 墓参は13時から東善寺で。当日は境内に、海軍カレー、マスの塩焼き、地酒、地元特産物、小栗幕末関連書籍などを販売する露店が軒を並べる。

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