ネットいじめ深刻化-子どもセーフネット指導者、群馬県が養成へ

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 群馬県は、子どもを取り巻くインターネットの有害サイトやネットいじめ問題の深刻化を受け、6月22日から「子どもセーフネットインストラクター」の養成講座を開講する。

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 子どもとインターネットの関わりから生じる問題といえば、子どもが出会い系サイトやアダルトサイトにアクセスし悪影響を受けたり、被害者になるなどが一般的だったが、ネットいじめのように子どもが加害者になる問題が深刻化している。

 同講座は有害サイトやネットいじめについて学ぶのが目的ではなく、こうした問題に関する地域社会や保護者の意識向上を図るためのリーダー養成を目指すもの。群馬県では2005年~2009年に同講座を3回開いており、現在までに38人のインストラクターを育成した。

 受講者は全4回の講習で有害情報の実態を把握し、問題解決のための基本的な知識と技能を身に付け、修了後には「ぐんま子どもセーフネット活動委員会」のメンバーとして講演活動などを行う。

 カリキュラムは第1回(6月22日)=子どもの携帯サイトをめぐる現状と問題、第2回(6月30日)=携帯電話を使っての実習、第3回(7月8日)=インストラクター講習会の実演、第4回(7月15日)=子どもを守るために必要な取り組み。上記4回の講習のほか、レポートの提出もある。

 開講時間は13時~16時。受講料は無料だが、講習やレポート提出のために使用する携帯電話の通信料などは自己負担。

 受講希望者は住所、氏名、年齢、職業、連絡先、応募動機(800字程度)を明記し、群馬県生活文化部少子化対策・青少年課青少年育成係(TEL 027-226-2393)まで申し込む。6月1日締め切り。定員は15人。

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