高崎で「福沢一郎大パノラマ展」-壁を埋め尽くす大画面の迫力

「アニョロ・ブルネレスキを襲う蛇」(1974年)

「アニョロ・ブルネレスキを襲う蛇」(1974年)

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 群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5560)で4月11日、シュルレアリスムの手法を日本画壇に紹介した画家として知られる画家、福沢一郎(1898~1992)の大作を壁いっぱいに展示する「福沢一郎大パノラマ展」が始まった。

大胆な画風の社会風刺作品

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 福沢一郎は群馬県富岡市に生まれ、94歳で亡くなるまで、社会風刺や文明批評を盛り込んだ絵画を大きなカンバスに描き続けた。

 今回は同館所蔵作品に、伊勢崎市所有、富岡市立美術博物館「福沢一郎記念美術館」(富岡市黒川)所蔵作品を加えた65点の作品を壁いっぱいに展示している。

 同館担当者は「福沢一郎の大画面に繰り返し描かれたのは生命力あふれる人間の姿であり、その多くは画面いっぱいに絡み合う群像として描かれている。福沢一郎の画風の変遷と大画面の迫力をパノラマ展示で楽しんでもらえたら」と話している。

 開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=300円、大高生=150円。5月4日を除く月曜、5月7日休館。7月5日まで。

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