高崎市街地のサクラが七分咲きとなった4月4日、高崎城址公園(高崎市高松町)や群馬県護国神社(同市乗附町)前の市道などで、萼(がく)ごと花が落ちているサクラの木が目についた。
群馬県のサクラの開花は、前橋地方気象台(前橋市昭和3)の標準木を基準に宣言される。今年は3月30日、「前橋で開花」が宣言された。
高崎市は例年、前橋市より早く咲き始める傾向にあり、今年も26日~27日ごろに開花し始めたが、26日から約1週間、急に気温が下がり、高崎市や前橋市の一部では積雪もあった。
サクラの花ががくごと落ちていることについて、サクラ見物に来ていた高崎市内在住の男性は「花が開き始めた時に気温が下がったからなのか、これでは満開になる前にどんどん花が落ちてしまう。来年に影響がなければいいが」と心配する。
サクラの花ががくごと落ちる理由のひとつに、スズメやヒヨドリなどが花のみつを吸うためにがくの下から折っているというものがあり、野鳥の多い場所の花が落ちているだけとの見方もある。