企業再生の相談を受け付けるNPO法人「地域活性化支援協会」(高崎市矢中町、TEL 027-347-0931)が4月21日、初の勉強会「早期発見、早期治療 財務の健康診断チェックセミナー」を開催する。
地域活性化支援協会(加藤勝二代表)は昨年12月に群馬県の認可を受け、新年度からの本格的な活動に向け準備を進めてきた。同法人では相談者の現状を把握し、常駐する倒産防止業務の専門家によるアドバイスを行う。
群馬県内の昨年の倒産件数は大型倒産となった井上工業をはじめ190件(東京商工リサーチ調べ)。
加藤代表は「業績不振や借入過剰の企業は売り上げが減少する中、金融機関から新たな借り入れもできず、経営者が誰にも相談できずに倒産に至るケースが多い。当協会の目的は、一人で悩みを抱える経営者向けの相談窓口を用意すること」と話す。
セミナーでは企業再生の手法の紹介や、自社の財務状況の現状把握の仕方などをレクチャーする予定で、「病気と同じで財務も不健全な部分を早期発見し、早期治療を心がければ再生できることを一人でも多くの経営者に知ってほしい」(加藤代表)と力を込める。