「六代目円楽一門会」は昨年9月30日に亡くなった師匠、六代目三遊亭円楽さんの追悼興行「六代目円楽一門会」を8月27日、「曹洞宗釈迦尊寺」(前橋市元総社町)で開催する。
六代目円楽さんは1990年代に釈迦尊寺に墓地を購入。2000年に墓を建て、2016年に前橋市の観光大使に就任した際には記者会見で「死んだら前橋に住民票を移す。前橋市民になる」と笑いを誘った。
一門会は一番弟子の楽生さんと四番弟子の楽大さんが音頭を取り、6月11日に初開催し今回で2回目。
周囲の思いよりだいぶ早く前橋市民になった円楽さん。楽大さんは「芸人は二度死ぬと言われる。まずは肉体的な死、二度目は人々から忘れられること。そんな寂しいことはない。皆で話し合い、師匠が眠る釈迦尊寺で一門会をさせてもらうことになった」と振り返る。一門会の開催は年に3~4回を予定する。
釈迦尊寺の名物住職、山崎奎一さんは「弟子たちがみんな元気で、みんなで盛り上げてもらえればそれが一番いい。いつでも応援する。住職は毎日墓参りをして円楽さんと話しているよ。この機会に墓参りもしてもらえたら」と呼びかける。
出演は三遊亭楽大さん、三遊亭楽京さん、三遊亭楽太さん。開演時間は14時。定員は100人。入場料は大人1,500円、中学生以下500円。予約・問い合わせは事務局(TEL 080-6762-4129)で受け付ける。