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群馬の「民俗芸能」を守る 担い手不足・コロナ禍だからこそ

藤岡市の「鬼石祭囃子」(写真)は江戸時代後期に鬼石祇園祭として始まり、1885(明治18)年に現在の山車祭りになった

藤岡市の「鬼石祭囃子」(写真)は江戸時代後期に鬼石祇園祭として始まり、1885(明治18)年に現在の山車祭りになった

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 群馬県教育文化事業団が10月2日に開催する「ぐんま民俗芸能の四季」の観覧者を募集している。

「門前春駒」(川場村)

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 民俗芸能は担い手不足、祭りは新型コロナの影響で軒並み中止となり、継承が困難な状況にあるものもある。ぐんま民俗芸能の四季は、群馬県民に群馬の伝統文化の一つである民俗芸能や祭りを知ってもらうことを目的に企画。今回が初開催。群馬県教育文化事業団の担当者は「コロナ禍だから練習も発表もできない。コロナ禍だからこそ一人でも多くの人に知ってもらいたい」と力を込める。

 ぐんま民俗芸能の四季は特別講演と民俗芸能公演の二部制で、講演は群馬県立歴史博物館学芸員の武藤直美さんの「ぐんまの祭り・芸能」、公演には「門前春駒」(川場村)、「鬼石祭囃子」(藤岡市)、「千本木龍頭神舞」(伊勢崎市)、「鳥追い祭の太鼓」(中之条町)のみなさんが出演。YouTubeチャンネル「ぐんまアーツ」で生中継する。

 会場は「群馬県公社総合ビル」(前橋市大渡1)。開演時間は13時。観覧者は通常定員300席のところ100人(先着)。申し込みは往復はがき。9月17日締め切り。問い合わせは群馬県教育文化事業団(TEL 027-224-3960)で受け付ける。

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