前橋市指定文化財の「臨江閣別館」(前橋市大手3)で11月4日・5日に開催される「第30期竜王戦七番勝負第3局 竜王 渡辺明 対 挑戦者 羽生善治」観戦の募集が始まった。
竜王戦は名人戦と並ぶ最高峰のタイトル戦の一つ。群馬県内では1999年、伊香保温泉の「福一」(渋川市伊香保町)での開催から18年振り2度目。臨江閣の耐震工事終了を記念し前橋市が誘致した。震えるような熱戦でも揺れない。
渡辺明竜王は1984(昭和59)年、東京都葛飾区生まれ。1994年、小学4年生で小学生名人戦で優勝。当時の最年少記録だった。2000年にプロ棋士となる。2004年には20歳8カ月で竜王戦のタイトルを獲得。通算成績は561勝288敗。
羽生善治永世名人は1970(昭和45)年、埼玉県所沢市生まれ。1985(昭和60)年、15歳2カ月でプロになった。年少記録歴代3位。2008年から永世名人(十九世名人)。通算成績は1383勝557敗。
観戦は別室で行う「大盤解説会」に参加する格好。参加費は小学生以上1,000円。申し込みは前橋市文化財保護課で受け付ける。問い合わせは同課(TEL 027-280-6511)。締め切りは10月10日。