高崎マーチングバンドフェスティバル協会(高崎市昭和町)が10月14日、シンフォニーロードで開催した「パレード」に16,000人を超えるファンが詰めかけた。
パレードは、毎年秋に開催されている「高崎マーチングバンドフェスティバル」のメーンイベントで第18回を迎えた今年、市内のスクールバンドを中心に38団体(約2,400人)が参加し、沿道に詰めかけた16,000人の観客を沸かせた。同フェスは、13日、14日の日程で開催され、キッズドリル、フィールドドリルなどを合わせると参加総数は48団体約3,400人、観客は2万人を超えた。
同フェスティバルは年を重ねるごとに参加団体が増え、全国的にも屈指のイベントに成長した。同フェスの参加団体の中から、関東大会や全国大会に参加し、上位の成績を残すスクールバンドも多い。こうした児童や生徒のために、同フェスでは毎年国内外で活躍している優秀なマーチングバンドをゲストに招いている。今年は綜合警備保障の女子儀仗隊「ビバーチェ」などが招かれ演奏を披露した。
沿道にはビデオカメラやデジタルカメラを片手に「我が子の晴れ姿」を記録する保護者の姿が目立つ中、それぞれの団体ごとに拍手を送り、熱心に見ていた老夫婦(同市在住)は「もう孫も出場していないが、毎年楽しみにしている。年ごとに上手になってきている」と話した。小学生の時に同パレードに参加したという女子高生(同市在住)は「ビバーチェ」の演技を見て「演奏が上手だし、隊列の変え方もコスチュームもかっこよかった」と話した。