群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)で10月1日に始まった「映画ポスター大林コレクション2」が好評だ。
「映画」「大林」と聞くと映画監督の大林宣彦さんを連想する人が多いと思うが、こちらの大林さんは前橋在住の元看板画家、大林春雄さん。大林さんは1999年、戦前から近年までの映画ポスター約6000点を群馬県に寄贈した。同館はこの中の洋画ポスター1412件2204点、邦画ポスター2649件3615点を保管している。
今回の展示は洋画、邦画ポスター136点、パンフレット類56点、絵看板21点。チャールズ・チャップリンの「街の灯」(1931年)、「雨月物語」(1953年)、「鉄道員」(1956年)、「007」(1962年~)、「男はつらいよ」(1969年~)などシリーズもの、「鉄腕アトム」(1964年~)などのアニメ、「卒業」(1967年)など往年の名作が並ぶ。絵看板は県内在住の看板絵師が再現した。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館。観覧料(改修工事のため常設展がないため割引)は、一般=100円、大高生=50円。11月27日まで。