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タンポポの「背」伸びず-高崎・前橋の4月中旬までの気温は平年並み

前橋市内の公園(南4)に咲くタンポポの花。綿毛ができるころになると写真後ろのように茎が伸びる

前橋市内の公園(南4)に咲くタンポポの花。綿毛ができるころになると写真後ろのように茎が伸びる

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 サクラの開花とともに、モモ、ナシ、チューリップなど花々が一気に咲いた今春、ゴールデンウイークを間近に控えた下旬に突入も、タンポポの茎は伸びず、地面にはいつくばるように花を咲かせている。

はいつくばるタンポポの花が一面に

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 タンポポはキク科の多年草で、朝開き夕に閉じ、やがて綿毛の付いた種子を作る。茎を折り、球状になった綿毛を飛ばした人も多いだろう。

 寒い時期に開花するタンポポは茎を伸ばさず、冷たい風を避けるように咲く。

 前橋地方気象台によると、3月の気温は平年よりやや低く、4月上旬は平年の10.8度に対し11.1度、中旬が12.9度に対し12.8度と平年並みだが、最高気温は上旬が16.3度に対し18.1度、中旬が18.6度に対し19.7度と上回っている。

 日中気温が上がる日でも朝晩の気温は低く、「今年はなかなか春らしくならない」という声が多い。タンポポとともに春らしい春が待ち遠しい。

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