福島第一原発の事故に伴う文部科学省の要請を受け、群馬県は3月12日より、県のホームページで環境放射能測定データを公開している。
同ホームページでは衛生環境研究所(前橋市上沖町)で計測したデータを原則として1時間ごとに更新する。「3月15日には計画停電により自家発電に切り替えるも、発電機の燃料が尽き更新できない時間帯もあった」(群馬県担当者)が、放射線量をほぼリアルタイムで知ることができる。
群馬県は測定地点が1カ所だが、福島県に隣接する茨城県では数十の測定地点のデータを公開している。
放射線は目に見えないため不安を感じるが、公的機関が公開している測定値、専門家の分析をよく聞き、デマなどに惑わされず冷静な判断が必要だ。