医療法人真木会(高崎市筑縄町)は三国コカコーラボトリング群馬支社(八幡町)と災害時救援物資提供の協定を結び、10月中旬、災害時に無料で飲料を供給できる自動販売機4台を病院内に設置した。
同協定で定める災害時とは震度5弱以上の地震または同等以上の災害が発生し、自販機のある自治体に災害対策本部が設置された場合をいう。
三国コカコーラボトリング(本社=埼玉県桶川市)がこうした自販機を積極的に設置するようになったのは、2004年10月23日に起きた新潟県中越地震から。緊急避難所になった長岡市民体育館で1日あたり500本前後の無料配布を数日間実施した。
同自販機は群馬県内でも公共機関を中心に設置が進んでいるが、民間の救急病院への設置は今回が初。
真木会は救急指定の真木病院、外来、PET-CTによるがん検診、人間ドックなどを行う高崎PET総合画像診断センターがあり、2施設に2台ずつ同自販機を設置した。4台とも通常販売から無料への切り替えは手動で行う。