保有台数全国一、高崎まつりに山車38台が集結-粋×粋の新趣向も

女性だらけ、「女みこし」も(2009年、依田正雄さん撮影)

女性だらけ、「女みこし」も(2009年、依田正雄さん撮影)

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 高崎市街地で8月7日・8日に開催される「高崎まつり」に、市内に現存する38台の山車が引き出される。38台の山車がそろうのは2000年以来。

38台の山車

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 高崎まつりは、市街地で両日に開催されるさまざまなイベントの総称。今年で36回を数えるが、その起源は1717(享保2)年に始まった「頼朝まつり」にまでさかのぼる。

 高崎の山車は先頭に「琴(きん)太鼓」を打つ子ども2人が座る小振りだ。1910(明治43)年ごろまでは大型の山車が使われていたが、当時のメーンストリート「大通り」、現在の田町通りに路面電車(東武鉄道軌道線=1910~1953年)の架線が引かれ、取り回しの都合でサイズダウンした。

 現存する38台の山車のうち36台は明治から昭和初期に、1台は平成、残る1台は製作年不詳だが、明治以前に製作されたとされる。

 山車まつりの見どころはすべての山車が1カ所に集まる「勢ぞろい」そして「たたき合い」だ。今年はJR高崎駅西口の駅前通りに「勢ぞろい」し「たたき合い」を行う。7日は山車38台、8日は山車13台に神輿、和太鼓、阿波踊り、木遣り、だるま神輿など「次から次へとどんどん粋な出しものが登場する」(同市担当者)。時間は両日とも14時~16時。

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