タレントの中山秀征さん、井森美幸さんを起用した「群馬県観光イメージアップポスター」が完成し、4月26日から首都圏のJR、東京メトロ、東武伊勢崎線など約12路線26駅に掲出される。
中山さんと井森さんは2008年12月に「ぐんま大使」に就任し、観光ポスターのモデルを務めたり、テレビ番組中で群馬をネタにしたトークを披露するなどで群馬をPRしている。
ポスターの制作は今回が2回目。ポスターは、群馬県のホームページで募集したキャッチフレーズから選んだ「グンマの休日」に合わせ、初夏の尾瀬ケ原(尾瀬国立公園)や嬬恋のキャベツ畑などの風景とオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック風の井森さんと中山さんを合成している。
前回は1,500部の印刷だったが、同県担当者は「今回は駅だけでなく、県内の旅館や飲食店で掲示してもらうため1万部に増やした。前回は、井森さんが番組のセットに張ったポスターが映った。2人とも群馬のことを熱心に発信してくれており、かなり大きな効果があると思う」と話す。
ポスターと同時に30秒のプロモーションビデオも制作し、「Hot Vision」(中央区銀座4)、「ユニチカビジョン」(新宿区新宿3)で流すほか、各種観光キャンペーンで使用する。
費用はポスターの制作に600万円、掲出などで300万円。群馬県は2011年にデスティネーションキャンペーン開催を控えており、ぐんま大使によるイメージアップや認知度アップへの期待は大きい。
しかし、ツイッターでは「焼きまんじゅう」と「下仁田ネギ」、お決まりの産物の登場に「群馬は本当にこれでいいの?」などのツイートも見られた。疑問に思いつつも、なかなか代案が見つからないというところか。