高崎市都市緑化協会は5月中旬、小冊子「緑化ガイドブック(井野川上・下流編)風の精の話」の配布を開始した。
「緑化ガイドブック風の精の話」は、同協会が2000年から取り組んでいるプロジェクトで、今回が第5作となる。1~3作目はそれぞれ単独のテーマだが、5作目は4作目(2006年3月発刊)の続編。同協会の担当者は「4作目を制作した時、高崎市内を流れていたのは井野川の中流域だった。昨年(1月、10月)の市町村合併により、同河川の上流と下流域が高崎市になったため、上・下流編を制作し、市内を流れる井野川全体を網羅した」と話している。
第5作では、執筆した瀧田吉一さん(同市石原町在住、「観音山に森を育てる会」会長などを務めている)が「風の精」とともに井野川の上・下流域を散策しながら、途中で出会った動植物を紹介するという設定。第4作と同様にイラストレーター青柳信子さん(さいたま市在住)のイラストが添えられている。瀧田さん、青柳さんとも、同小冊子を完成させるまでの間、数回にわたって実際に同流域を散策したという。
同小冊子はA6版24ページ(本文)で、井野川のマップや「井野川沿いで出逢った野鳥たち」「七草粥のつくり方」がイラスト入りで紹介されている。「緑が濃くなるこの時期、この冊子片手に井野川流域を散策してみては」(同担当者)と話している。
同市役所で配布中。バックナンバーを希望する場合は同協会まで。無料。