1月16日から開催されている前橋「T-1グランプリ」が中盤戦に入った。決勝戦進出6メニューの中で最も低価格の「麦豚なんばん」(1本150円)を提供する居酒屋「まえばし入口 楽」(前橋市表1、TEL 027-212-6856)で話を聞いた。
同店は焼き鳥メニューがメーンだったがT-1グランプリの開催を知り、昨年10月から豚串の提供を始めた。
「麦豚なんばん」は自家製のみそ床に3日間漬け込んだ豚肩ロース肉を串に刺し、遠赤外線で焼き上げ特製のタルタルソースをかけたもの。タルタルソースは隠し味にみそを使っているのが特徴で、「群馬の名物である焼きまんじゅうのたれからヒントを得た。決勝の6メニューに残ってプレッシャーも感じているが、1本150円のメニューでどれだけ感動してもらえるか、終盤戦に向けてさらに頑張る」(店長の梶間さん)と力を込める。
T-1グランプリ実行委員会の事務局には「『仕込んでも仕込んでも足りない』『開店前からお客さんが待っている。夜中まで肉を切っている状態』『投票用シールが足りなくなりそうなので補充して』『注文が決勝メニューに集中している』など、6店舗からうれしい悲鳴が届いている」という。
決勝戦のメニュー6品のうち2品を食べると投票権が与えられる。投票の締め切りは2月28日。