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エリア特集2009-03-08

特集「walk the top」 Vol.1まえばしの新名物を創ろう-「tonton」成功への道

前橋市の活性化を目的に発足した「ようこそまえばしを進める会」(曽我孝之会長)。民間と行政がタッグを組んで進めてきたプロジェクトの成果が上がり、各方面から注目を集めている。









 「ようこそまえばしを進める会」は2005年11月に発足した。メンバーは51人。組織は委員会(23人)、ワーキンググループ(28人)から成り、委員会には行政(群馬県、前橋市)から3人を含む。「ようこそまえばしを進める会」の特徴は、メンバーの業種や職種が多岐にわたることにある。同会関係者は一様に「プロジェクトの成功は、業種や業界をまたいだ組織づくり非常にうまくいった結果」と力を込める。

写真右:曽我孝之会長(前橋商工会議所会頭)

「非常にうまくいった組織づくり」とはどんなものだったのだろうか

 現在、同会のプロジェクトを代表する成果といえば、群馬県産の豚肉を使った前橋の新名物「tonton汁」のレシピ開発だ。

 群馬県は全国有数の豚肉生産量を誇る。県内で飼育されている銘柄豚だけでも8種類に上り、年間の豚肉生産額は300億円を超える。

 同会のワーキンググループリーダー、萩原康充さん(スワン社長)は「前橋市内にトンカツやソースカツ丼など豚肉を使った料理を出す店は多いが、豚肉を使った名物料理はなかった。しかも、全国有数の生産地でありながら消費量は全国25位(平成14年 総務省「家計調査」調べ)の前橋。多くの店で提供でき、家庭でも作れるものはないかと考え、豚汁をアレンジした新しい豚汁を模索した」と振り返る。

 新しい豚汁は群馬県産の豚肉のほか、地産地消を意識して前橋市の特産物のひとつであるキノコ、小麦粉なども材料に加えた。

 実際にレシピの開発に取り組んだのは同市内の西洋料理、日本料理、中華料理などの料理人9人。全員、萩原さんに声をかけられ参加した。

 試作を繰り返し2007年1月、キノコをバターでソテーする、ミートボールを加える、小麦粉を練って作る「ねじっこ」を入れる、合わせみそで味を付けるなど料理のジャンルをまたいだオリジナリティーあふれる豚汁のレシピが完成した。

 「この人に協力してもらえたら」となったらすぐに声をかけ、ボランティアスタッフになってもらう。「ようこそまえばしを進める会」のメンバーの知人、友人、そのまた知人とボランティアの輪が広がった。即断、即決、即行動できるメンバーと、メンバーの要請に応じて尽力をいとわない前橋市民のマンパワーが「非常にうまくいった組織」を形成したようだ。

セーブオンはTONTON豚そぼろおにぎりも ローソン:まえばしtonton汁うどん セブンイレブン:tonton汁


 「tonton汁」のレシピが公開されると、市内の飲食店や企業が「tonton汁」をメニューに加えたのはもちろん、学校給食のメニューにもなり、現在、前橋市で開催されるイベント会場では欠かせない露店メニューになった。また、前橋に本社を置くコンビニチェーン「セーブオン」をはじめ、「ローソン」「セブンイレブン」などが「tonton汁」や「tonton汁うどん」を次々と発売。2008年3月には「tontonまんじゅう」を発表。3月29日~6月8日の日程で開催された「第25回全国都市緑化ぐんまフェア」の土産物として好評を博した。

 今年4月から、前橋市内の「TONTONのまち前橋」の参加店85店が「群馬県産の豚肉を使ったtonton料理」の提供を始める。前橋=tonton(豚肉料理)定着のきざしが見えてきた。

[一問一答] 曽我孝之会長

−「まえばしtonton汁」の知名度を押し上げた要因
積極的にtonton汁をメニューに取り入れてくれた飲食店や企業、加えて学校給食にtonton汁を取り入れてもらったことは地産地消、食育の観点から見ても意味のあることだし、知名度アップの要因になった。多くのアクター、アクトレスが舞台に上がり協力してくれた。主役は「tonton」料理をメニューに取り入れ、提供してくれたレストランや企業のみなさんだ。

−広報重視、インターネットによる影響力について
事務局が行った広報活動により地元紙はじめ多くのメディアがtontonネタを取り上げてもらえた。広報活動による反響の大きさを改めて認識した。特にインターネットによる情報発信力は目を見張るものがあった。

−今後の計画は
具体的に新しい商品の計画があるわけではないが、tontonまんじゅうは昨年開催された緑化フェアやぐんま総文などで土産として好評を博した。土産に使える手軽な品、たとえば菓子なども検討してもいいのでは。

[今月の右腕] ワーキンググループリーダーの萩原康充さん

萩原康充さん

「『tonton汁』という名は豚=トンとベタな印象と思われがちだが、実は隣人を気遣うノックの音、心の扉をノックする音をモチーフに地域の連携を意識したネーミング。地域の連携による地域振興を成功に導くためにボランティアを続けるし、いろいろな人をボランティアに引っ張り込む」と意気込む。







高崎前橋経済新聞で2007年11月から12本のtonton関連の記事が読めます

セブン−イレブン、「前橋tonton汁」販売(高崎前橋経済新聞) タクシーにキャラ「ころとん」のステッカー(高崎前橋経済新聞) 前橋TONTONまつりで「子ブタのレース」(高崎前橋経済新聞) 「tontonまんじゅう」2カ月で5千箱突破(高崎前橋経済新聞) TONTONのまちまえばし

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