昨年4月から今年3月までの前橋市へのふるさと納税の寄付金が初めて9千万円を超えたことがわかった。

【写真】100万円以上の返礼品のカーボンロードレーサー

　前橋市は2008年12月にふるさと納税の受け付けを始めた。開始から昨年3月まで75カ月、合計は約4000万円（423件）だったが、昨年4月1日から今年3月6日までの11カ月強で91,843,102円（2,011件）と躍進した。

　一般的にふるさと納税の認知が進んだこともあるが、昨年3月まで1種類だった返礼品を78種類に増やしたことが躍進の要因。

　1位は姉妹都市である伊オリビエートとのコラボ「前橋ノベッロワイン2015」、2位から5位まで「上州産豚肉ハム・ソーセージ詰め合わせセット（林牧場）」「ナチュラルチーズとミルクジャム（松島農園）」「採れたて！前橋旬の季節の定期便（良農園）」「赤城南麓で育った季節の野菜（味菜）」と地元の特産品が並んだ。

　返礼品は寄附金額1万円から対象になるが、100万円以上を対象にした自転車「ロードレーサー」が11台出たことが示す通り、高額の寄附が集まっているのが特徴。

　前橋では毎年9月に自転車レース「赤城山ヒルクライム」を開催している。ふるさと納税号の勇姿が見られるに違いない。