高崎市内の小学生らが10月25日、「浜川プール」(高崎市浜川町、TEL 027-344-5511)で、北京オリンピックの男子800メートルリレーに出場した内田翔選手に挑戦する。
内田選手(現、法政大学3年)は1987年に榛名町で生まれた。0歳から水泳(ベビースイミング)を始め、2005年、群馬県立高崎商業学校在学中に出場したインターハイでは、200メートル自由形の高校生記録を樹立した。
北京オリンピックでは800メートルリレー予選で奥村選手、物延選手、松本選手とともに7分9秒12の日本新をマークし決勝に進んだ。決勝では予選のタイムに及ばず7位に終わったが、800メートルリレーでの決勝進出は1964年東京五輪以来とあって注目を集めた。
当日は抽選で参加権を得た小学生~高校生100人が内田選手の講話を聞き、模範泳法を間近で見学し、その後25メートル競争に挑戦する。
同イベントは「地元高崎出身のオリンピック選手の一流の泳ぎを見てみたい、タイムが伸びないので教えてもらいたい」など、市民から寄せられた地元の星、内田選手へのラブコールを高崎市文化スポーツ財団が取り次いで実現した。
観覧は自由。同事業団担当者は「観覧希望の問い合わせの数からすると、あと20数人くらいは入場してもらえるのでは」と話している。