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前橋「ブルーボーイ事件」上映始まる オール群馬ロケ、ほぼ前橋市

中央が中川未悠さん、右が錦戸亮さん (C)2025『ブルーボーイ事件』 製作委員会

中央が中川未悠さん、右が錦戸亮さん (C)2025『ブルーボーイ事件』 製作委員会

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 「前橋シネマハウス」(前橋市千代田5、TEL 027-212-9127)で11月15日、映画「ブルーボーイ事件」(2025年、日活・KDDI)の上映が始まる。

昭和の歓楽街を再現したロケシーン

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 映画「プルーボーイ事件」は1964年に起きた「ブルーボーイ事件」を題材にした作品。ブルーボーイ事件は、3人の男娼(=ブルーボーイ)に性転換手術(現在は性別適合手術)を行なった産婦人科医師が、手術の実施や優生保護法違反などともに有罪判決を受けたもの。当時、性別適合手術は違法。

 監督は前橋出身で前橋のPR大使を務める飯塚花笑(いいづかかしょう)さん。飯塚さん、主演の中川未悠さんはトランスジェンダー。

 映画「ブルーボーイ事件」は「第38回東京国際映画祭」(10月27日~11月5日)の「ガラ・セレクション」部門に選出された。飯塚さんは「トランスジェンダーの映画にトランスジェンダーが当事者として出演していることが日本映画にとって画期的なこと。必ず日本映画の歴史の1ページになる」と力を込める。

 撮影は2023年5月16日~6月5日、前橋市内を中心にした群馬県内で行った。「前橋は昭和レトロなものと新しいものとの調和が取れたいい街。社会派ながらエンターテイメント作品としても楽しめる映画にしたかった」とも。弁護士役を演じた錦戸亮さんの裁判シーンなど評価が高い。

 チケットは一般1,900円(前売り1,300円)。プレイガイドは「前橋シネマハウス窓口」。前売りは11月14日まで。上映は12月5日まで。

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