
8月31日に閉館するシネコン「109シネマズ高崎」(高崎市下和田5「メガメディア高崎」内)が最終日当日、「スクリーンへの寄せ書き」を開催する。
「109シネマズ高崎」は2001年開業。全国3店舗目の「109シネマズ」だった。高崎駅東口徒歩3分と、群馬県内で最も駅から近いシネコンとして多くの人を集めた。
2006年に「イオンモール高崎」(高崎市棟高町)、2007年には「けやきウォーク前橋」とシネコンを併設した大型ショッピングモールが相次ぎ開業。大型駐車場を完備した競合との戦い、コロナ禍以降には施設内のテナントが相次いで撤退するなど苦しい状況が続いた。
「109シネマズ」を展開する「東急レクリエーション」(東京都渋谷区)の担当者は「中長期的な経営戦略の観点から慎重に検討を重ねた結果、閉館を決めた。地域の文化拠点としての役割を果たせなくなるのは心苦しく、スタッフ一同無念の思い」と悔しさを隠さない。
最後の最後まで楽しんでもらおうと企画したのが8月31日の最終上映終了後(16時~)に行う「スクリーンへの寄せ書き」だ。
「109シネマズ高崎」では7月1日から、ポイントを消化してもらおうと「シネマポイント交換キャンペーン」を開催しており、最後の最後「スクリーンへの寄せ書き」への参加を「2ポイント」と引き換える。「109シネマズ高崎」のカウンターで受付中。定員は200人(先着)。