
快進撃を続ける映画「国宝」(東宝、李相日監督)が高前エリアのシネマコンプレックス(シネコン)でも動員数を伸ばしている。
映画「国宝」は芸に青春を捧げる「この世ならざる美しい顔を持つ喜久雄」と「上方歌舞伎の名門家の御曹司・俊介」の壮絶な人生の物語。喜久雄を吉沢亮さん、俊介を横浜流星さんが演じている。上方歌舞伎名門家の当主は渡辺謙さん、妻は寺島しのぶさん、ほか高畑充希さん、永瀬正敏さん、中村鴈治郎さん、田中泯さんら。
6月6日の公開から29日までで観客動員数が231万人、興行収益32億円を超えた(興行通信社調べ)。
原作は吉田修一さんの人気小説「国宝」(朝日新聞社刊)。映画は2時間55分の超長尺。長さゆえに公開前は動員を案ずる見方があったが杞憂に終わった。
「イオンシネマ高崎」(高崎市棟高町「イオンモール高崎」内)は「連日、最大スクリーン(282席)で上映している。シニアの平日午前が多い。パンフレットも何度も完売している」。「ローソン・ユナイテッドシネマ前橋」(前橋市文京2「けやきウォーク前橋」内)は「毎上映回ほぼ満席。すごい人気。動員は増え続けている」。「109シネマズ高崎」(高崎市下和田5)も「3週間連続動員数1位。今も増え続けている」と驚きを隠さない。
上映時間は各シネコンのホームページで。