文化部のインターハイ「総文」に全国から「高校生記者」が300人-前橋

編集作業に追われる編集班、前橋市民文化会館の「プレスセンター」で

編集作業に追われる編集班、前橋市民文化会館の「プレスセンター」で

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 8月6日から群馬県で開催されている「第32回全国高等学校総合文化祭群馬大会(ぐんま総文)」に、全国各地から「高校生記者」が集まり新聞を発行している。

魚屋の店主を取材する記者

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 全国高等学校総合文化祭、略して「総文」は「文化部のインターハイ」とも呼ばれ、全国から集まった約2万人の高校生が演劇、合唱、吹奏楽、書道、写真、文芸など24部門で日ごろの成果を競う大会。

 前橋市民文化会館(前橋市南3)には「速報新聞(上州若人)」や「交流新聞」の編集部が設けられている。この編集部に詰めている記者や編集者は総勢322人。

 速報新聞は当日のニュースをまとめてその日のうちに発行する。スタッフは群馬県、静岡県、滋賀県、兵庫県の10校54人の生徒たちだ。

 編集部では、「予定時刻に間に合わせるのが大変。編集作業のスピードが求められる。みんなに指示を出したりコミュニケーションを取ったりするのが難しい」(宮澤君、群馬県)、「紙面のレイアウトが難しい。取材班から原稿が入って来ないなど予定外のことも起きる」(佐藤君、同)などの声も。

 交流新聞は268人の生徒が43班に分かれ、テーマごとに取材を進める。中心商店街活性化についての記事をまとめるチームは「郊外型大型店舗によりシャッター街化する街を救う手だてはあるのか」をテーマに据えた。

 「今まで部活で取材をしてきたので緊張せずに取材ができた。商店街で食料品や日用品を扱っている店にスポットを当て、店の基本情報や商店街についてなどを聞いて来た。必要と思われることはすべて聞いたので、上手に記事にまとめられたら」(大橋さん、東京都)と力を込める。

 速報新聞は会期中に12回(号)発行され、発行翌日に各会場で配布する。交流新聞は8日11時に締め切られ、13時30分から講評が行われた。

 総文の会期は10日まで。

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