電子カルテシステムなどを手がける株式会社メディケア（高崎市岩押町1、TEL 027-330-1601）は2007年1月、PC画面自動監視ソフト「PC画面カメラ」の発売を開始した。

　同製品をインストールすると、PCの起動と同時にPC画面カメラが起動し、画面に映し出されている映像自体を5～180秒ごとに暗号化して記録する。記録されたデータは、インストール時に設定したメールアドレスに自動的に送信される。8時間分のデータは、約100MBとなるが、閲覧に要する時間は10分程度。パラパラ漫画を見るような感覚でチェックできるのが特徴。同社では特許の出願を行うなど、独自性をアピールしている。
　同社の松田力社長は「情報漏洩は社内から起こる。コピーなど履歴の残らない作業の履歴を残すことはできないかと考えた末に生まれた製品。サーバやPCの管理記録はもちろん、会計入力の確認、株価のグラフ確認、家庭では子どものインターネット使用状況の確認など活用の幅が広い」と話している。
　家庭用とオフィス用ともに、1台用と5台用があり、計4種類から選べる。価格は3,800円～25,000円。ソフトウエアを販売する場合、メディアはCD-ROMが一般的だが、インストールの回数を制限するためUSBメモリになっている。容量は128MBと256MBがあり、ソフトウエアが専有する26MBを除き、通常のメディアとして使用できる。
　現在は、同社のホームページでのみ販売しているが、家電量販店、通販などの販路も開拓中だという。同社では月間1,000本の出荷を予定している。

株式会社メディケア