
化粧品原料などの開発製造を手がける「群栄化学工業」(高崎市宿大類町)は4月25日、高崎産のウメ「白加賀」を使ったオリジナルブランド「tezmi(てづみ)」のシャンプー、トリートメントを発売した。
群馬県はウメの生産が盛んで全国2位の生産量を誇る。その多くが高崎市内で生産されている。中でも生産量が多いのが梅酒などに使われる「白加賀」だ。
高崎市は2021年、ウメによる体臭改善の可能性に着目。体臭研究の第一人者である東海大学の関根嘉香教授と共同研究を行い、ウメに加齢臭の原因物資「2-ノネナール」の低減効果が認められるという研究結果を得た。これを受け、群栄化学が「白加賀青梅果実エキスBG」を開発。化粧品原料として製品化するとともに、自社パーソナルケアブランド「tezmi」を立ち上げた。
今回発売したのは「モイスチャーリペアシャンプー」と「モイスチャーリペアトリートメント」で、各400ミリリットル入り1本2,420円。「白加賀青梅果実エキスBG」で頭皮の不快臭を抑えるとともに保湿剤などの配合により毛髪のうるおいを保ち、しなやかに洗い上げる。
「モイスチャーリペアシャンプー」「モイスチャーリペアトリートメント」は「高崎じまん」(高崎市八島町「高崎オーパ」内)、「群馬いろは」(高崎駅「イーサイト高崎」内)、「道の駅くらぶち小栗の里」(高崎市倉渕町)、「tezmi公式ホームページ」「Amazon」で販売している。