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前橋在住の作家「カーリング」歴史小説 群馬から五輪を目指す4人のJK

「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」(1,650円)

「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」(1,650円)

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 前橋出身・在住の歴史作家、智本光隆(ちもとみつたか)さんの歴史小説「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」(郁朋社)が昨年12月、発売された。

智本光隆さん

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 智本さんは1977年、前橋市生まれ。群馬大学大学院修了後、2008年に新田義貞の息子である新田義顕を主人公にした「風花」で第14回歴史群像大賞優秀賞を受賞。2010年に「関ヶ原群雄伝」でデビューした。以降、「本能寺将星録」(2011年)、「神剣の守護者」(2013年)などを発表。その後、群馬県を舞台にした作品を多く執筆する。

 「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」は智本さんが「カーリングを歴史小説で描いてみよう」と試みた作品。時代設定は日本にカーリングが伝わった1937(昭和12)年、舞台は群馬県の女学校、主人公は4人の女学生。1940(昭和15)年には「札幌オリンピック」が開催されるはずだった。

 智本さんはカーリング好き。「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」のあとがきで「突然ですが、智本光隆はカーリングが好きです」と告白している。「精緻な戦略、一投一投の緊張感、数センチで決まる勝敗。一度もやったことはないけれど、本能寺の変にも関ヶ原の合戦にも参加したことなかったから、なんとかなるだろう」とも。

 今年は「カーリング日本選手権」が横浜市で開催された。都市部での開催は初。会場の「横浜BUNTAI」は連日満席になる盛況振りだった。この男女決勝戦のダイジェストが3月8日、NHK-BSで放送(16時10分~17時10分)される。智本さんの歴史小説とともにカーリングを知るチャンス。

 「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」(1,650円)は「紀伊國屋書店前橋店」(前橋市文京2「けやきウォーク前橋」内)、「戸田書店高崎店」(高崎市下小鳥町)などの書店、Amazon、楽天ブックスなどで取り扱っている。

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