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高崎「上野三碑」一般公開 ユネスコ世界の記憶遺産、ガラス開けます

「山上碑」(高さ111センチメートル)完全なまま残る碑として日本最古

「山上碑」(高さ111センチメートル)完全なまま残る碑として日本最古

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 高崎市は3月9日、ユネスコ世界の記憶遺産「上野三碑(こうづけさんぴ)」を一般公開する。

最も造形的な「多胡碑」

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 上野三碑は「山上碑(やまのうえひ)」(681年)、「多胡碑(たごひ)」(711年)、「金井沢碑(かないざわひ)」(726年)の3つの碑の総称。2017年にユネスコ世界の記憶遺産に登録された。

 「山上碑」(高崎市山名町山神谷2104)は完全な形を保ったまま残っているものとしては日本最古。輝石安山岩(キセキアンザンガン)という硬質の石をあまり加工せずに使っているのが特徴。

 「多胡碑」(高崎市吉井町池1095)は花崗岩質砂岩(カコウガンシツサガン)を加工した「笠石(かさいし)」「碑身(ひしん)」「台石(だいいし)」3つのパーツを組み上げられている。

 「金井沢碑」(高崎市山名町金井沢2334)は輝石安山岩(キセキアンザンガン)。「山上碑」が文字を刻む部分を平らに加工しているのに対し、自然石の平らな部分に文字を刻んでいるのが特徴。

 いずれの碑もガラスと覆屋(おおいや)で保護しているが、年に1回だけガラスを開けて一般公開する。公開日は「多胡碑」に刻まれた「和銅4(711)年3月9日」にちなみ、3月9日に近い日曜を選んできた。今年はちょうど3月9日に当たった。

 公開時間は3つとも9時~15時。覆屋内の立ち入りは禁止。当日は吉井駅発着の「上野三碑めぐりバス(無料)」を増発する。問い合わせは高崎市文化財保護課(TEL 027-321-1292)、多胡碑記念館(TEL 027-387-4928)で受け付ける。

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