国道17号線沿いに12月4日、前橋市内初のコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 前橋(ホテルアールナインザヤードマエバシ)」(前橋市関根2、TEL 027-289-5083)がオープンした。
HOTEL R9 The Yardは建築・不動産事業などを手がける「デベロップ」(千葉県市川市)が展開する建築用コンテナモジュールを利用したホテル。災害時には避難所として活用するレスキューホテルだ。前橋は93店舗目。「R9 HOTELS GROUP(アールナインホテルズグループ)」として104店舗目。
デベロップは2011年、東日本大震災後まもなく被災地に入りコンテナ型の備蓄倉庫・復興従事者用仮設宿泊施設の建設に携わった。2017年には復興従事者用仮設宿泊施設として宮城県石巻市で使用したコンテナを栃木県佐野市に移設しホテルとしてオープンするなど、「動くホテル」でも知られる。「レスキューホテル」「動くホテル」はデベロップの登録商標。
初の有事出勤(レスキュー出勤)は2020年4月、クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」船内における新型コロナウイルス感染拡大時。その後、要請に応じ東京都三鷹市・千代田区、栃木県、千葉県などで活動した。
「HOTEL R9 The Yard 前橋」は敷地面積2,076平方メートル(627坪)に客室37室(ダブルルーム28室、ツインルーム9室)、駐車場43台分を備える。定員はいずれも2人で宿泊料金は1泊1人6,280円~、2人8,700円~。
関越自動車道伊香保インターチェンジから車で約10分、芳賀工業団地まで約10分、伊香保温泉まで約30分。周囲にはスーパーマーケット、飲食店などがある。