東京・銀座に開設する「ぐんま総合情報センンター（仮称）」のデザインコンペで、「アトリエインク」（東京都渋谷区）が最優秀賞を獲得した。

　優秀賞は「石田敏明建築設計事務所」（同板橋区）、佳作は「長尾亜子」さん（同港区）、「香川貴範さん」（大阪府大阪市）、「田中美都さん+田中智之さん」（熊本県熊本市）、「福島設計事務所」（群馬県前橋市）。

　古谷誠章選定委員長は「最終選考に残った6案はいずれも群馬に関して詳細な調査を行い、それぞれに独創的で魅力的なアイデアだった。その中でも『アトリエインク』案は凹凸に削りだした集成材を使った木製建具によって、1階と2階に分断されたスペースをつながりのあるものとし、『家』や『庭』と名付けられた空間など他の案にはない際立った魅力が生み出されていた。さまざまな用途に対応するフレキシビリティーを確保しながら、同時に群馬の自然や風土の優しさを感じ取ることのできる空間の質を持たせている点が評価された」とのコメントした。

　群馬県担当者は「今年の夏休み前までにオープンしたい」と話している。

東京・銀座に「ぐんま総合情報センター」－県庁でデザイン・プレゼン (高崎経済新聞)群馬県