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SL「D51」「C61」5年ぶりの重連運転へ 高崎~水上、予約始まる

先頭は「D51 498」、続く煙が「C61 20」

先頭は「D51 498」、続く煙が「C61 20」

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 JR東日本高崎支社(高崎市栄町)は10月1日、蒸気機関車「D51 498」「C61 20」の重連で旧型客車を牽引する臨時列車「SLググッとぐんまみなかみ号」を運行する。

【写真】「D51」と「C61」デザイン比較

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 同社は定期的にSLの運行を行なっているが重連運転は5年ぶりで、「ググッとぐんま観光キャンペーン」の開始日に合わせた。

 「D51」は貨物用として1936(昭和11)~1950(同25)年にかけて、1115両が製造された。日本の機関車の一形式としては製造数が最も多く、愛称の「デゴイチ」は機関車の代名詞にもなっている。「D51 498」の「498」は製造順の番号。

 「D51 498」は1940(昭和15)年製。岡山・大阪・福島・新潟などで活躍した後、1972(昭和47)年に引退。上越線の後閑駅で静態保存されていたが、1988(昭和63)年に復活。現在は「SLみなかみ」「SL碓氷」はじめ東日本全域で臨時列車として活躍している。

 「C61」は旅客列車用の機関車として1948(昭和23)~1949(同24)年に33両製造された。「C61 20」は1949(同)年製。青森・岩手・宮崎などで活躍し、1973(昭和48)年に引退。1974(昭和49)年から伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に展示されていたが2011年、大型観光企画の実施合わせて復元された。復元後、両毛線を走って伊勢崎に里帰りした際には、鉄道ファンとともに多くの市民が集まり手を振った。

 当日は力持ちの「D51」と走り屋系の「C61」で旧型客車5両をけん引する。

 運賃は片道、大人=乗車券970円・指定席券520円、子ども=同480円・260円。9月1日10時からみどりの窓口などで予約を受け付ける。

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