話題の政治家にちなんだ商品を製造している菓子メーカー、大藤（東京都荒川区）が10月初旬に販売を開始した「やっくんのビンボーくじで福が来た！上州限定版」の売れ行きが好調だという。

　福田康夫首相をキャラクターにした「やっくんのビンボーくじで福が来た！」は、同社が発売していた安倍晋三前首相の「晋ちゃんまんじゅう」に続く新商品で、商品名の「ビンボーくじ」は福田首相の「（今首相になるのは）貧乏くじかもしれないよ」発言からとったもの。

　商品は安倍晋三前首相と同様にまんじゅうだが、福田首相の出身地である群馬県を意識して、こんにゃくの粉を皮に、あんにリンゴを使用している。こんにゃくは主に甘楽郡下仁田町などの県西部、リンゴは沼田市などの県北部の特産品。紅白2種類計12個のまんじゅう（赤＝リンゴあん、白＝小豆あん）のほか、「貧乏くじ」発言にちなんで「おみくじ」がパッケージングされているのが特徴。

　主に都内で販売されている「やっくんのビンボーくじで福が来た！」のほかに、群馬県内のみで販売している限定商品「やっくんのビンボーくじで福が来た！上州限定版」があり、群馬県内のJR新幹線駅、サービスエリア、道の駅、草津や水上などの温泉地のホテル、旅館などが取り扱っている。

　販売個数は10月末現在、「やっくんのビンボーくじで福が来た！」の3万7,000個に対し、「やっくんのビンボーくじで福が来た！上州限定版」が1万2,000個と地元ならではの健闘をみせている。

　価格は、「やっくんのビンボーくじで福が来た！」「やっくんのビンボーくじで福が来た！上州限定版」ともに1箱630円。

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