JR高崎駅西口に住み着き、ケガをした姿が見かけられている駅ねこ(キジトラのオス)を「見かけたら連絡して」と捕獲を試みているNPO法人が呼び掛けている。
駅ネコは西口1階に住み着いた駅ネコが生んだ1匹で、ペデストリアンデッキと駅の間に3年ほど前に住み着き、今年5月末ごろからケガをした姿が目撃されていた。NPO法人群馬わんにゃんネットワーク(高崎市)は5月22日に保護を求める市民からのメールを受け、同23日に捕獲器を設置。24日、入った形跡はあったものの人為的に扉が開けられたとみられ、ねこはいなかった。
7月に入ると左前足がぶらぶらになった姿が目撃された。早く手当てをと同29日、捕獲器を設置したものの30日現在、不明のままだ。同NPOの飯田有紀子さんは「住み着いていた2階には排泄物がないので親ねこのいる1階にいるか、全く別のところに行っている可能性もある。いずれにしろ一刻も早く保護しないと危険な状態」と言う。
8月1日~2日、高崎市街地では高崎まつりが開かれる。駅周辺も多くの人が集ることから飯田さんは「怖がりの子なので、追いかけたり捕まえようとするとまた姿を隠してしまう。見つけたら、場所を当NPOに知らせて」と訴える。
連絡はメール(g.wannet@gmail.com)、緊急の場合は電話(TEL 090-5429-2112)で受け付ける。