榛名山麓ゆかりの陶芸家グループ「青山河」が10月29日より、新生会健康の駅「心泉の家」(高崎市中室田町、TEL 027-374-1511)で「榛名山麓陶芸展‘07青山河」を開催する。
「青山河」は、榛名山麓に窯を開いたプロの陶芸家5人のグループ。「青山河」の名は、同エリアにゆかりのある竹久夢二の作品名からとったもの。竹久夢二は1930年(昭和5年)に約1カ月間の伊香保温泉滞在中、榛名山に大産業芸術運動を展開するための拠点「榛名山産業美術研究所」構想を打ち立て、当時としては先駆的な地域振興企画に取り組んだ。同グループはこの竹久夢二の意志を受け継ぎ、榛名山麓で陶芸の道を歩む隣人と協力し合う目的で2005年に結成された。
メンバーは、秋谷茂郎さん、浅見めぐみさん、佐藤けいさん、関口理良さん、川畑博子さんの5人。会長の関口理良さんは「もっと人数を増やしたいが、陶芸の道だけで生計を立てている人に限定しているため、地元では今のところここまで」。今回は、大須賀保彦さん、自性寺焼きを復活させた青木昇さんが特別参加し7人展となった。
展示作品は、日用雑器から大きな壷やオブジェまで約300点。価格は数百円~数十万円。営業時間は10時~17時。11月3日まで。入場無料で、11月3日には「ミニコンサートin榛名」を同時開催。コンサートの時間は14時から約1時間。
「昨年同時期に同様の陶芸展を開催しており、入場者は1,000人を超えた。今年も多くの人に作品を見てもらえたら」(関口さん)と話している。