前橋の神社で自動車の厄除け・厄払い-専用「祓殿」に県外からも

お祓いは専用の祓殿で運転席のドアを開けた状態で行う。ハンドルから厄を移し、境内の「はらい川」に流す

お祓いは専用の祓殿で運転席のドアを開けた状態で行う。ハンドルから厄を移し、境内の「はらい川」に流す

  • 0

  •  

 全国で初めて自動車専用の祓殿(はらえどの)を設置した前橋東照宮(前橋市大手3、TEL 027-231-2031)でのお祓(はら)いが好評で、年間400~500台の車が厄除け、厄払いにやって来る。

年間400~500台の「厄」を流す「はらい川」

[広告]

 群馬県の自動車運転免許保有率は70.6%(2014年6月現在)で全国1位。自家用自動車の登録台数は130万台を超える。群馬県はバス路線が少なく、自家用車なしでは生活が困難な車社会。そのため、18歳以上の家族の人数分の自家用車を保有する世帯も少なくない。

 前橋東照宮が自動車用の祓殿を作ったのは1994年のこと。権禰宜(ごんねぎ)の瀬尾直史さんは「安全に運転できるようにとお祓(はら)いのニーズはあった。それならばと専用の祓殿を用意したところ、県内だけでなく全国各地から集るようになった」と話す。

 お祓いは専用の祓殿ができてから今年7月までで、1万台に達した。車種はさまざまで、珍しいものでは「楽天の移動図書館」も祓った。県外からやって来る人は温泉旅行やドライブの行き帰りに立ち寄る人が多いという。

 初穂料は7,000円。受付は9時30分~16時30分。

後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース