9月16日12時28分に発生した茨城県南部震源とする地震による前橋市内の被害状況は、同日19時現在、建物の一部破損51件、エレベーター停止18件、がけ崩れ1件など合計80件だった。同市危機管理室発表。
建物の破損は瓦の脱落・落下が多かった。エレベーターの停止は立体駐車場、広瀬・岩神・日吉などの団地と被害場所はさまざまだが、建物の破損・がけ崩れなど市内東部での被害が目立った。いずれも人的被害は報告されていない。
今回の地震は時間は短かったものの、体感では東日本大震災の揺れより衝撃が大きかったという声もあるが、大震災時の同市内の建物の一部破損は約3000件。被害件数が大震災の規模を示す格好になった。