映る白黒テレビ、話せる黒電話など「むかしのくらし」展-高崎で

昭和30年代の広告美術を彷彿とさせる「むかしのくらし」展ポスター

昭和30年代の広告美術を彷彿とさせる「むかしのくらし」展ポスター

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 群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)で、子どものための特別展示「むかしのくらし-最終回(ファイナル)」が開催されている。

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 同展は、昭和30年代の農家や町家の生活空間を再現し、洗濯用具、裁縫道具、調理用具、食器、家電製品、電話などを展示して、生活にまつわる道具や用具の移り変わりを紹介している。

 「最終回の記念に体験コーナーではダイヤル式の黒電話と白黒テレビの体験ができるようにした」(同館担当者)。この体験展示には、NTT東日本群馬支店と日本ビクターが協力している。交換機でつないだ2台のダイヤル式黒電話は同2台間で実際に通話ができ、白黒テレビで実際のテレビ放送を見ることができる。「白黒テレビは昭和36年(1961年)製と46年(1971年)製の2台で、36年製の方は真空管式、46年製は球形の珍品。ともに実際の放送を映しているが、36年製の方はセンシティブな状態にあるため午前と午後1回ずつに制限している」(同館担当者)という。

 「むかしのくらし」展は1996年から開催されてきたが、今回の展示が最後になる。同館担当者は「12年の間に、県内各市町村の資料館などの整備が進み、地域の生活をていねいに紹介した展示が多くみられるようになったため、当館の『むかしのくらし』展は役目を終えたと判断した」と話している。

 入場料は、大人=300円、大高生=200円。開館時間は9時30分~17時。11月25日まで。10月30日と月曜休館。

群馬県立歴史博物館

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