記録的猛暑の中、群馬~ディズニーランド間を自転車で走破

記録的な猛暑の中、自転車で東京ディズニーランドへ向かうぐんま自転車少年団

記録的な猛暑の中、自転車で東京ディズニーランドへ向かうぐんま自転車少年団

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 8月15~17日に開催されたイベント「ディズニーランドへ行こう-自転車で」に、35人の子どもたち(ぐんま自転車少年団1期生)が参加し、群馬県庁(前橋市表町1)から東京ディズニーランド(浦安市)までの約150キロを走破した。

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 同イベントは、群馬県庁から、利根川・江戸川サイクリングロード(一部一般道)を使って東京ディズニーランドに向かうもので、自転車利用推進プロジェクトの一環。

 15日、16日は全国的に気温が上昇。16日には館林市や熊谷市で40度を超える記録的な猛暑に見舞われた。そのため、3日間とも子どもたちの体調を第一に、同行したスポーツドクターの意見を参考にしながら、自転車での走行を中断し、用意していたマイクロバスでの移動に変更した区間もあった。

 15日の行程は、群馬県庁から館林市までの約75キロ。利根川沿いのサイクリングロードを下る途中、気温が上昇したため、約半数の子どもはマイクロバスに乗り込んだ。16日、館林市から流山市役所までの70キロの行程に臨むが、江戸川庄和排水機場(春日部市)に到着した時点で、「熊谷市で40.9度を記録」という情報が入ったため、マイクロバスでの移動に切り替えた。17日は、流山市役所からの35キロを走破し、11時過ぎに東京ディズニーランドに到着した。

 川は古くから人々の生活に欠かせないものであり、交通手段のひとつとしても活用されてきた。利根川、江戸川にも「渡し」「関」「排水機場」などがある。3日間の行程の途中、子どもたちは、島村の渡船場(伊勢崎市境)や赤岩の渡船場(邑楽郡千代田町)、渡良瀬自然館(同板倉町)などを見学したり、宿泊施設では「環境と自転車」などのワークショップを体験した。

 ぐんま自転車少年団実行委員会の担当者は「自転車利用の呼びかけは、環境問題に目を向けてもらうため。地球温暖化を身を以て体験することになったが、大きなトラブルがなく無事済んでよかった。メディアで採り上げられたことにより、プロジェクトの趣旨を広範囲に発信できた。来年からも継続する予定だが、開催時期については検討が必要」と話している。

 ぐんま自転車少年団には、スポーツドクターを含む25人が同行。マイクロバス、自転車を運ぶためのトラック(4トン車)各1台、救護用車両などの要員を除く16人は、すべての行程を自転車で走破した。

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