公募作品139点を掲載した写真集「高崎市の美しい景観写真展7」が現在、市民情報センター(高崎市庁舎1階)で販売されている。
高崎市は2005年から景観資源の掘り起こしなどを目的に作品を公募してきた。今年のテーマは「個性と調和の広告(看板)景観」「わたしのまちの眺望スポット」「ひきつがれる市民文化都市」で、それぞれ20点、69点、50点の応募があった。
高崎で面白い看板といえば、寺尾町の「ルパン青果」「カラオケスナック富士子」「居酒屋五之門」。「スナック富士子」は他の県にもあるようだが、このそろい踏みは珍しく、ネット上でも話題になった。
また、同写真集で目を引く作品の一つに「美しい反映」「スパークリング市役所」がある。撮影はティム・ドレスラーさん。一見、撮影後の写真を加工したのではないかと思わせるが、「ダイナミックな『しずく』の図柄を見せる秘密の撮影技法を用いた。フォトショップを使ったものではない」とのキャプションが付く。
風景だけでなく、価値観や感性、文化の多様化を感じさせる作品集に仕上っている。価格は1冊200円。