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女性に人気のレストランカフェが「飲まれ放題」企画で大震災克服-高崎

今風にコーディネートされた女性の部屋のようなカフェ「カーロ」

今風にコーディネートされた女性の部屋のようなカフェ「カーロ」

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 レストランカフェ「CARO(カーロ)」(高崎市連雀町、TEL 027-326-8688)が東日本大震災後に落ち込んだ売り上げを「飲まれ放題」企画で挽回した。

ふっくらモチモチとしたピザ生地が人気のピザ

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 同店は2009年にオープンした。店長の小板橋さんは「ちょうど高崎の街が元気をなくしたころで、何とか以前のようににぎやかな街にできないかと思ったのがきっかけで、居心地のいい店作りに努めてきた」と振り返る。

 店名の「CARO」は仏語で「親愛」を意味し、「くつろいでもらえるアパートの部屋をイメージした。カフェの多くがオープンテラスを用意するが、隠れ家的にしたかったのでテラスはやめた」(小板橋さん)。おしゃれにコーディネートされた家のような印象の同店、利用者の9割を女性が占める。

 東日本大震災直後は街自体の人出が減った。同店も来店者数が10分の1にまで減少、計画停電が始まると来店者がゼロの日もあった。こうした厳しい現状に直面した小板橋さんが繰り出したのが「飲まれ放題」企画だった。飲まれ放題は要は飲み放題だが「飲み放題ではインパクトに欠ける。『飲まれ放題』はどうだろう」と言うわけだ。

 「飲まれ放題」は500円以下のドリンク(約80種類)が1時間800円で飲み放題、1時間500円で延長もできる。3月20日から毎日実施しており、インパクトのあるネーミングも手伝って好評を博し、震災直後40%で落ち込んだ売り上げが今では95%にまで回復、来店者の約半数が「飲まれ放題」を利用する。

 メニューはドリンク約100種類(300円~980円)、手作りの生地が評判のピザ8種類(780円~980円)、パスタ15種類(780円~980円)ほかフードメニュー約20種類。営業時間は17時~翌朝3時(日曜・祝日は24時まで)。

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