アニメの主人公「伊達直人」の名前による寄付運動のきっかけとなった中央児童相談所(前橋市野中町)で、全国的に広がった現在の状況について話しを聞いた。
同相談所に「伊達直人」の名前でランドセルが寄贈されたのは、昨年12月24日。
次長の松場敬一さんは「こんなに広まるとは予想していなかった」と驚きを隠さない。「品物うんぬんではなく、こうした行動を起こしてくれる人がたくさんいることに対しありがたいという気持ち。アニメの主人公の名前を使うという『匿名』だったから全国に広まったのでは」と見る。
40以上の都道府県に広まった「伊達直人運動」に対し批判的な意見も出てきているが、一人目の伊達直人の好意を受け取った同相談所では「贈ってくれた人の気持ちを大切にして、子どもたちに伝えていく」考えだ。