群馬県立歴史博物館（高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522）で10月2日から開催されている「政治王国ぐんまと上州人宰相」が好評で、10月20日までに約3,500人が観覧した。

「平成おじさん」

　政治の世界で「西の山口、東の群馬」と言われる通り、群馬県は4人の総理、多数の国務大臣を輩出したことで知られる。同展は福田赳夫さん、中曽根康弘さん、小渕恵三さんら総理経験者を中心にした衆議院議員43人、参議院議員23人にまつわる肖像画、選挙ポスター、遊説中の写真など約300点を展示している。

　展示品の中には国会での代表質問を録音したレコード、自由民主党結成祝賀会招待状、弔辞など珍しい品も多い。展示品だけでなく展示自体も珍しく、政治家をテーマにした展示は全国初だという。現職のため展示対象にならなかった福田康夫元総理も10月9日に来場した。

　残念ながら、「平成おじさん」で全国的な注目を集め、総理時代に生放送のテレビ番組にまで電話をかけ、「ブッチフォン」でブレークした小渕恵三さんの携帯電話はなかった。

　開館時間は9時30分～17時。観覧料は、一般＝500円、大高生＝300円。群馬県民の日（10月28日）は無料。月曜休館。