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前橋の老舗食堂「観堂」、創業当時の店舗とメニューが評判に

出前も多い「観堂」。写真は2代目店主の観堂和義さん

出前も多い「観堂」。写真は2代目店主の観堂和義さん

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 前橋の老舗食堂「観堂」(前橋市大手2、TEL 027-221-7904)の創業当時と変わらぬ店舗やメニューが「懐かしい」と評判を呼んでいる。

「まぐ茶丼」

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 同店の創業は1959(昭和34)年。同店は前橋市役所や群馬県庁など官公庁が集まるエリアにある。6坪の店内は映画のセットのようなレトロな雰囲気が特徴。

 2代目店主の観堂和義さんは「改築していないので昔のお客さまからは『当時のままなので感動した』とか『昭和の風情で懐かしい』、『タイムマシンに乗ったよう』と言われることが多い。2人の息子はそれぞれ自分の道を歩んでいるため、心変わりしない限りわたしと妻の代で終わるが、とにかく創業当時と変わらないこだわりを貫きたい」と力を込める。

 人気のメニューは「まぐ茶丼」(750円)、「ソースかつ丼」(700円)。「まぐ茶丼」はマグロのづけ丼で、秘伝のたれに漬けたマグロを白飯にのせたもの。酢飯を使わないのが特徴で、「茶」の文字は入るが茶漬けにするわけではない。マグロはキハダマグロで、秘伝のたれはしょうゆベース。白ごまとのり、ネギがアクセントになっている。

 「ソースかつ丼」は豚モモ肉の一口カツにウスターソースをベースにした薄口のたれを絡め、白飯にのせたもの。スパイシーなたれが適度にまぶされた白飯はカツがなくても食べられる。「親父(初代)が米にこだわり炭で炊いていた。今はガスを使っているが、こだわりは同じ。米は古くから付き合いのある米穀店で専用にブレンドしたもの」だという。

 営業時間は11時~14時、17時~19時。日曜・祝日定休。土曜の夜は休み。

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