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猛暑の決算「うなぎ」-前橋のうなぎ店で聞きました

ふっくらと柔らかい食感の「共水うなぎのうな重」

ふっくらと柔らかい食感の「共水うなぎのうな重」

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 猛暑日27日、真夏日82日(前橋地方気象台調べ)という記録的な暑さがようやく一段落した前橋、今夏の「うなぎ」の売れ行きはどうだったのか、「うな久」(前橋市総社町、TEL 027-252-4408)で聞いた。

「共水うなぎの白焼き」ほぼ実物大

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 同店は1979(昭和54)年に創業した。二代目店主の都丸貴久さんは「今までにも暑い夏はあったが、売り上げには大きな影響はなかった。今夏は特別。熱中症など大変な思いをされた人も多いと思うが、当店としては猛暑の恩恵を受けたようだ」と話す。

 創業当時から「注ぎ足し」を繰り返した、こくのあるたれをまとったうなぎ。今夏は何人の腹に収まったのか。

 同店のうなぎ関連メニューは950円~4,200円の12種類があり、6月=115%、7月=120%、8月=120%、9月=110%と4カ月連続で前年を上回った。7月26日の丑(うし)の日には300食の注文をこなした。

 最も注文が多かったのは「国産うなぎのうな重(1尾)」(2,200円)、「共水うなぎのうな重(1尾)」(2,400円)だ。共水うなぎは静岡県焼津市(旧 大井川町)産の養殖うなぎで、7年前に都丸さんが関東近県のうなぎを食べ歩いた際に出会った。「天然うなぎのような味わいで臭みがなく、とろけるような食感が特徴」(都丸さん)という。

 9月になると「例年はサンマに興味が移るが、サンマの不漁と20日過ぎまで続いた暑さの影響で皆さんの心がうなぎから離れなかったのかもしれない」とも。

 猛暑の決算、「うなぎ」は大漁だった。

 同店の営業時間は11時30.分~14時、17時~20時30分。ランチメニュー(1,100円~1,370円)も用意する。火曜定休。

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