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前橋の市街地に響く「豆腐ラッパ」-「と~ふ」、玉村のメーカーが引き売り

郷愁を誘う「豆腐ラッパ」の音とともにやって来る「たまむらとうふ」の移動販売車

郷愁を誘う「豆腐ラッパ」の音とともにやって来る「たまむらとうふ」の移動販売車

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 豆腐製造を手がける「たまむらとうふ」(佐波郡玉村町、TEL 0270-65-5077)が昨年11月に始めた出張販売が好調で、出張エリアを拡大する模様だ。

お年寄りのアイドル?

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 1949(昭和24)年創業の同社は、1丁200円の木綿豆腐・絹豆腐から400円~600円台の高級豆腐、おからを使ったスイーツなど約100種類の商品を製造直販している。移動販売で取り扱う商品はこのうちの約50種類。

 出張販売を始めたきっかけについて、同社社長の浅川さんは「インターネットでの販売も力を入れているが、顔の見えない商売がはやる中、逆行してみてもいいかと思った。都内で出張販売がうまくいっていると聞くし、群馬でもできないかと考えた」と話す。

 拡声器を備えた出張販売用の軽自動車は1台で、豆腐ラッパの音を流しながら住宅地を巡る。出張エリアは現在、前橋の市街地を中心に高崎市の一部、伊勢崎市の一部で、週5日、1日約6時間の行程。

 最近では販売個数が1日100丁を超えるようになった。販売を担当する吉野さんは「お客さまと話しができるので、お年寄りの方にも喜ばれている。『来てくれてありがとう』と声をかけてもらい、こちらこそありがとうという思い」と声を弾ませる。

 同社では今後、移動販売用の車両を増やしエリア拡大を図る。

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