ボランティア「街の草取り隊」、高崎市街地で4回目の「出動」

5月27日、「レンガ通り」に出動した隊員たち

5月27日、「レンガ通り」に出動した隊員たち

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 全国都市緑化ぐんまフェア高崎市実行委員会の「花と緑の人材バンク」に登録したボランティアスタッフが「街の草取り隊」を結成し、同市市街地の草取りを行っている。

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 「街の草取り隊」は、今年1月に開催したボランティアスタッフの交流会の場で、「できることから始めたい」という意見が出た際、「街中の雑草が気になる。草取りを通して緑化フェアのPRをするのはどうか」との声が上がりその場で結成され、2月4日には「緑化フェアセンター(旧同市福祉会館)」周辺の草取りに初出動した。

 同実行委員会の担当者は「結成から短時間で実行に移れたのは、ボランティアスタッフの意欲と協力があったから」と話す。「草取り隊」の七つ道具は、軍手、剪定(せんてい)ばさみ、移植ごて、タオル、水、帽子、ゴミ袋。初めは10時からスタートしていたが、春先からは9時からに変更した。作業時間は約2時間。

 4回目となった5月27日は、同市内の気温は30度を超えた。参加した19人のスタッフは全員汗だくになりながら、レンガ通りの草取りを実施。そうした姿を見た商店主から、「助かってます」「ありがとう」などの声が掛けられる場面もあった。

 「街の草取り隊」から、「『花壇の花に水をやることはできないだろうか』など、さらに意欲的な意見が出てきたため、水道を使わせてもらえそうなところをあたって交渉を進め、1~2カ所の協力者を得た」(同担当者)と話している。

 現在「街の草取り隊」の隊員は、40歳代~60歳代が中心。「草でいっぱいになった袋運びに苦労している」(同担当者)ため、体力に自身のある若手も募集中。参加するには「花と緑の人材バンク」に登録が必要(原則として高崎市民)となる。次回は、6月24日に「シンフォニーロード」に出動する予定。

全国都市緑化ぐんまフェア高崎市実行委員会

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