夜のすき間?-「おやじフォーク」で盛り上がる前橋のライブハウス

素人とは思えない演奏、歌声…パフォーマンスも

素人とは思えない演奏、歌声…パフォーマンスも

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 「フォーク」「カントリー」「歌声喫茶」などのイベントを開催するアコースティックライブハウス「音処きしん」(前橋市北代田町、TEL 027-234-2209)が音楽好きの大人にうけている。

「一期一音」の銘を掲げる「音処きしん」の外観

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 同店は音楽活動を行っていた山崎貴信さんが2007年に開いたライブハウスで、今年10月、3周年を迎える。

 ガロのマークさん、憂歌団の木村充揮さん、ふきのとうの山木康世さん、フィンガーファイブのアキラさんなどのプロのライブも好評だが、毎週2~3回開催する「お客さまが出演者になる」イベントも好評で、毎回30人前後が集まる。

 昼も夜もちょっと寂しくなった前橋。山崎さんは「プロのライブもイベントもない日の来店客は少ない。それでも何とか3周年を迎えることができたのはターゲットを限定し、客層を狭めたことにあるかもしれない。当店のようなライブハウスは『すき間産業』。ごく普通の居酒屋なら残れなかったと思う」と振り返る。

 同じ趣味の人が集まるのだから共通の話題で盛り上がるのは必然。「当店のお客さまはすぐに仲良くなってしまうのが特徴。協力的でまとまりがあるんですよ」と話す山崎さんは、その特徴を生かした「突入ライブ」なる新企画を打ち出した。

 「突入ライブ」は同店で知り合った、それほど深く知らない人たちがグループを組み、演奏するもの。中心になるのはフォーク全盛期に若者だった40~50歳代のおやじたちだ。

 「お客の多くは1~2曲の『おはこ』があり、1人でアルバムは無理でも10人で1枚のアルバムなら出せる」と、山崎さんは音楽レーベル「G・フライトミュージック」を立ち上げ、今年6月に自身のアルバム「私は祈る」(1,050円)をリリースした。

  9月26日にはテレビドラマ「北の国から」挿入曲奏者の坂元昭二さんのライブ、同30日には「民謡の日」、10月1日には「3周年記念イベント」を開催する。「突入ライブ」は10月5日を予定。

 営業は19時から。月曜定休。

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