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前橋大空襲から65年、復興を願った「花火」利根川で-前橋花火大会

河川敷は見晴らしがよく、打ち上がる花火を足元から見られるスポットも

河川敷は見晴らしがよく、打ち上がる花火を足元から見られるスポットも

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 利根川河畔で8月14日、恒例の「前橋花火大会」が開催される。打ち上げ場所は大渡橋を中心にした上下流。玉数は1万3千発。

前橋二大花火大会のひとつは赤城山山頂で

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 前橋周辺では8月15日に「榛名ふるさとまつり花火大会」(4,000発)、8月16日に「新町ふるさと祭り花火大会」(1,000発)が開催されるが、昨年から「伊勢崎花火大会」が休止となっているため、1万発を超える規模の花火は今シーズン最後となる。

 前橋花火大会は1948(昭和23)年から一時休止はあったものの、終戦記念日に開催されてきた。近年は終戦記念日にこだわらず8月の中旬までの週末に開催されている。

 前橋で花火大会が開催されるようになったのは1948(昭和23)年8月15日。市街地を焼き尽し、500人を超える市民が犠牲になった前橋大空襲から3年後のことだった。近年は復興への願いや犠牲者の鎮魂より娯楽的な要素が強いが、戦後65年という節目に当たる今年、当時の前橋市民の心情に思いを馳せながら花火を見てはどうだろう。

 当日は打ち上げ場所に続く周辺の道路のほとんどで交通規制が実施されるため、前橋市では公共の交通機関での来場を呼びかけている。

 打ち上げ時間は19時~21時。

 同市では15日、打ち上げ場所付近の清掃に参加するボランティアを募集している。参加希望者は朝6時に花火大会実施本部(利根川東側河川敷)に集合する。

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