W杯とスポーツバー、経済効果は?-高崎「ピッチ」で観戦イベント

「勝つ気がする」と話す「Pitch」の新井さん。寄せ書きの前で

「勝つ気がする」と話す「Pitch」の新井さん。寄せ書きの前で

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 W杯パラグアイ戦を観戦しようと6月29日夜、運よくチケットを入手したサポーターが「スポーツバー&ダイニング Pitch(ピッチ)」(高崎市旭町、TEL 027-386-6185)に集まった。

パラグアイ戦、かなり本気モードの「Pitch」

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 今回のW杯で日本の試合がある日はチケット制で営業した同店。チケットは、スタンド(100席)=1,000円、シート(30席)=2,000円で、スタンド席はワンドリンク、シート席はワンドリンク、ワンフード制。追加のドリンクとフードは500円だ。

 「通常の営業に比べればW杯の試合日の方が良かったが、スポーツ観戦のために利用するお客さまはあまりお金を使わないため、人件費などを考えると経済効果と言えるかどうか…」と頭をかく店主の新井さん。「まあ、みんなで盛り上がれる場所を作りたいと思って開店した店なので、今回のW杯でコンセプトは具現化できた」とも。

 日本戦以外の「韓国対ウルグアイ」(26日)、「イングランド対ドイツ」(27日)などはチケット制ではなく通常営業した。当日は日本人だけでなく、韓国人やイギリス人、ドイツ人など外国人も多く集まった。

 新井さんによると、「スポーツバーの全盛期は8年くらい前。現在、都内のスポーツバーは試合のある日は3,000~5,000円前後のチケット制が多く、試合がないフリー営業日のために英国バブ風にしたり、料理を充実させたりと工夫している」という。

 パラグアイ戦は「勝つような気がする」という新井さん。今後も日本戦はチケット制で臨み、準決勝、決勝はフリー営業を予定している。

 W杯終了後、同店はメニューを一新し「ビアホール化」する予定で、「音楽イベントや結婚式の二次会などの需要があるので、多目的なパーティースペースとして活用してもらえるようPRしていく」考え。

 パラグアイ戦は0対0で前半を折り返した。

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